2013年5月31日金曜日

仙台の街から〜せんだいセントラルパークを歩く5月(1)



5月の晴天。せんだいセントラルパークを歩いた。





“せんだいセントラルパーク”とは、街と山や川などの自然が混じり合う地点を指す。
こんなにも近くに自然がある都市は、その魅力を知りながら、同時に尊ぶべきでなかろうかと思う。

上の写真は広瀬川。
せんだいメディアテークから数分歩いただけでこの眺めにたどり着く。
河岸の都市は数あれど、この山々と都市の関係性もそれと共にあるのが仙台の街の魅力なのだ。
繰り返すが、都市と自然が混じり合う地点である。





その山々が、まるで都市に引き込まれたような定禅寺通りには、爽やかな緑陰がある。
このケヤキのそれぞれ外側は車道であるが、この中央帯の生み出す豊かさは、おそらく「杜の都」のイメージを大きく牽引している。





その緑陰にはこんな店先も見える。
ストリートには、それ相応の店先が現れる。
景観は行政、市民どちらか一方のみで達成されるものではない。そんな当然の事を再確認させられる。
点、線、面。街並みや景観についての“大きな話し”が欠如している場面をしばしば目の当たりにする。
考える事。議論を重ねる事。まちを使う事。
繰り返しながら街並みと共に成長いきたいものだ。


昼休みに、ほんの少し歩いてみるだけでこんな風景に出会える仙台の街なかは、幸せだと思うのである。

(つづく)