年度明けは毎年、地元・日光のお祭り「弥生祭」に時間を費やす。
で、そのお祭りが終わるとやっと年度が明けたという実感がやって来る。
日光弥生祭付祭り・4月17日の終盤、日光山内中山通りにて。 各町、灯明を点けて帰町する。 |
「日光の春は弥生祭から」という口伝があるが、
「私の年度明けは弥生祭後に」という感じだ。
(これは、私に限らず日光の町衆は皆そうではないかと思うがいかがだろうか。)
震災後の2012年から仙台沿岸部の震災復興のお手伝いをするために、仙台にも拠点を持ってから、日光と仙台の二拠点でパラレルライフを送ってきた。
よく「日光と仙台のどちらにいらっしゃる時間が長いですか?」とお尋ねいただくが、そういうときには大抵「現在のところ、仙台に8割くらい、日光に2割くらい」と答えている。
どうやら今年度も同じようなライフスタイルになりそうだ。
暫くの間日光にいて、仙台に戻ってみると、時間の流れがまったく違う事に、毎回ちょっと戸惑う。
やはり、仙台の時間のながれは、早い。
(もちろん東京はもっと早い。)
当然の事。しかし、そういうものにハッとする瞬間はいつまでも大切にしたいと思う。
今年も、というか今年度も淡々と、しかし、色々未整理のまま前進あるのみ。
が、しかし、整理して次のステップに進めなければいけないことが、特に日光には多く残っている。
数あるプロジェクトの中のいくつかについては、形や成果を少しでも残せるようにしたいと考えている。
NPO法人日光門前まちづくりは、設立10年の節目を迎える。
そして、東日本大震災から5年。
仙台沿岸部のサポートも、節目の年となりそう。
仙台沿岸部の種次地区から海の方を望む。 畑の準備が進む一方で、だんだん海岸林である松林が歯抜けに。 (2016年4月21日撮影) |
仙台の都市部と沿岸部の時間の流れの差も、不思議なものであり、魅力の一つでもあるのではないかと、今日フィールドワークに出て思った。
時間の流れの違う地域を行き来する不思議な生活が、今年度もはじまる。
しかし、人口が徐々に減っていくことが見えている中での「まちづくり」という大きく重い課題がある点では共通している。
シュリンクする日本。
ただし、拡大に対する「縮小」「狭小」だけが方法ではなかろうと思う。
「コンパクト」という言葉に潜む「効率」だけを取り出して議論したくは、ない。
しまっていこう。
今夜もSo Whatで。
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