震災から4年が経つ今年の3.11は、仙台では「国連防災世界会議」が開催され、その名の通り世界から人が集まる事になっている。
3.11や、国連防災世界会議で仙台に行ってみたいと思っているけど、どこに行こうか、何を見ようか、そう思っている方のほんの参考になればと、個人の独断と偏見でお伝えしてみようと思う。
思いつくところを書きなぐりであることはご了承願いたい。
<展示を見る>
■レコーディングインプログレス @せんだいメディアテーク7F
2015年2月20日(金)〜3月18日(水) 10:00〜20:00【入場無料】
震災の様相をアーカイブする活動「3がつ11にちをわすれないためにセンター(通称:わすれン)」の活動を報告展が行われている。震災と写真、音声、映像など様々なメディアの形で保存されている。とにかくこの展示は見て欲しいと思っている。
活動報告の冊子も会場にて無料で配布されており、震災とそれ以降を「わすれないため」の必携の一冊である。
■伝える学校の発表会 @仙台市市民活動サポートセンター地下1階
3月10日(火)〜15日(日) 10:00〜21:00(最終日は21時)【入場無料】
市民協働プロジェクトとして震災以降「伝える」活動をしてきた「伝える学校」の発表会が開催されている。(NPO)20世紀アーカイブ仙台やRE:プロジェクトなどの市民の取り組みが展示・報告される他、期間中トークイベントも開催されるそうなので、サイトでチェックを。
■「みらいん」パネル展 @仙台市役所本庁舎1階市民ギャラリー
2015年3月3日(火)〜3月18日(水)平日の9:00〜17:00【入場無料】
震災以降、仙台沿岸部の人の暮らしや復興の様子を伝えてきた情報誌「みらいん」がこの3月で終了する。これまでの活動を振り返るパネル展示が開催されている。仙台沿岸部の方々の震災以降の生活を窺い知る事ができる展示。
<国連防災世界会議のパブリックフォーラムに参加する>
■350以上の膨大なシンポジウム
2015年3月14日(土)〜18日(水)に開催される国連防災世界会議では、期間中に350を超えるシンポジウムやセミナーが一般公開される。
コチラでその一覧が公開されているので、予定を立てる際の参考に。
ガイドブックも配布されている。
<沿岸部を訪ねる>
■語り部タクシーの活用
その名の通り、震災の様子やその後の復興の状況を説明しながら沿岸部を案内してくれるそうだ。(筆者は未体験だが)
下記タクシー協会のサイトにタクシー会社一覧がある。仙台駅からのコースが基本のようだ。
■荒浜を訪れる
若林区の荒浜。街なかから車で20〜30分程。現在も未だ堤防の工事の為に海辺に近づく事はできないようだ。
周辺にたくさんの住宅が建ち並んでいた地区であることが、建物の基礎が残っている事からはかり知れる。
仙台沿岸部で一番被害の大きかった集落であることを心に留めて、そっと、お訪ねいただきたい。
観音様の足下に立つと、僅かに海面が見え、波の音が聞こえる。
<避難施設を見る>
■津波避難タワーを訪れる @仙台市白鳥地区
津波から人命を守る為の「避難タワー」が今年の2月に完成、地元町内会に引き渡された。
外からの見学は可能で、もし運が良ければ、国連防災世界会議の期間中詰めている仙台市危機管理室の職員さんに案内していただけるかもしれない。
(※くれぐれも近隣の迷惑になりませんよう)
場所:
<震災関連の本を読む>
■手に取るべき書籍
「3.11キヲクのキロク」
「3.11キヲクのキロク、そしてイマ。」 いずれも(NPO)20世紀アーカイブ仙台
震災以降、「市民が撮った」画像の様子が収録された「キヲクのキロク」とそこから定点観測的に約1年〜2年後の同箇所を撮影した「そしてイマ。」は津波の被害とその様子、だけではない「まち」や「市民の生活」がどうだったのか、を「伝え」ている。震災から4年が経過する今となると、「残し」ている事にもなる。
ネット注文の翌日届く様なサービスもいいが、是非仙台市内の書店でご購入を。
■メディアテークにて「3.11震災文庫」も開催
3月14日(土)〜18日(水) 10:00〜20:00(3/16の休館日も展示コーナーは公開)【入場無料】
震災に関係する資料の書架を拡大して展示するそうだ。
※メディアテークでは他にも催しがあるのでチェックを。
<仙台の街なかを移動する>
■DATEバイク
仙台の街なかを移動する時にはコミュニティサイクル「DATE バイク」をオススメしたい。仙台駅前のサービスステーションで現金支払いによる手軽な観光利用もできる。(1日パス953円、午後パス477円)
■るーぷる仙台
仙台の街なかを巡るためのバス=るーぷる。一日券620円で乗り放題。2月には石垣が崩れて別ルートを余儀なくされていた青葉山登坂ルートが、石垣の復旧と開通により復活した。
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