2016年1月20日水曜日

アルクアラウンド001:谷中スリバチ半日ツアー

本ブログでは誠に遅い挨拶になってしまいました。
今年も宜しく御願いいたします。
相変わらずSo What系ブログとしてゆるく、マイペースで行ければと思います。


さて。

新春からまち歩き三昧であり、嬉しい限り。

昨年末のNHKのブラタモリ日光編の放送を受けて、地元日光でもまち歩きを新春早々に二回開催した。
こちらは、主催者・ガイド側なので、バタバタしながらの組立であったが、両日とも参加された方々と一緒に地元「日光」を見直す大切な時間となった。
この話しは、また別の機会にしたい。
(春以降も、日光のまち歩き「日光ぶらり」は開催予定。お見逃しなく。)


東京スリバチ学会さんの企画「スリバチバー」の関連企画として1月11日(月・祝)に開催された谷中スリバチ半日ツアーに参加した。

9:30〜12:30の約3時間で根津から谷中、上野までガンガン歩きつくすコース。


異人坂の上に立つ。

異人坂上からの眺め。


ハイライト的な坂道。

根津神社。

根津神社の庭園にもスリバチ状であるが故の水の流れが。

ふれあいの杜。杜とともに残る自然地形。





小学校が、谷地に建っている。自然と複雑な構造に。

ビル間にスカイツリーを望む坂道。

皆川さん、説明中。

須藤公園手前の坂。

須藤公園。

須藤公園の弁天。

途中には根津神社、谷中の商店街、へび道、上野東照宮などの立ち寄りポイントもある。
谷中では買い食いも。

谷中商店街の往来。店先のビールケース空間は良い。

おやつタイムで甘酒。
谷中商店街の酒屋さんで出している酒粕のもの。

猫。半分程寝落ち。
眠り猫ではない。

お馴染み、谷中銀座。
この風景をこの地点から眺められるのも、スリバチ地形であるからこそ。

お地蔵様。谷中にて。

鳥居のプロポーション。良い。
谷中にて。

藍染川跡周辺には、ポンプ井戸が多く残る。
染物屋、洗濯屋、銭湯も見られた。
谷中にて。


不忍池に流れ込む藍染川の作ったスリバチ地形を体感しつつ、町の風景を味わう。
特にこの辺りは、生活景が良い。
つまり、生活景と道路が接近する、路地はやはり素晴しい。

最後には、上野東照宮にお参りし、今日の清水の舞台を模したと言われる清水観音堂の舞台にて解散。

地形、眺め、生活景。それらを歩いて見れる素晴しいコースだった。
(お参りも買い食いもできた。)

ヘリを上り下りするのも良いが、ヘリに沿って歩いてみるのも良い。

上野東照宮

清水観音堂

清水観音堂にて。
東京スリバチ学会の皆川会長の後ろ姿。


参加者に配布されたマップ(右)と、帰りがけに浅草の書店で偶然見つけた
「上野・浅草・隅田川歴史散歩」という古地図と現代地図の比較地図帳。(左)
丁度歩いたコースが載っていた。台東区が発行しているもの。


しかしこういう企画に50人近く集まる東京スリバチ学会さん、恐るべし。
(大阪、京都、神戸、名古屋からの参加もあった。)

やはり、視点なのだと思った。

谷中には何度も訪れているけど、夕やけだんだんのあの場所がヘリであるが故、などと意識した事はなかった。
すっかりアスファルトとコンクリートと建造物に飲み込まれてしまったように思える東京の町も、一つ一つの地形に意味を残しており、時には上手く活用している。
また、住まう人々の生活にも大きく影響している。
ということが、地形を意識しながら歩いてみることで、よく分かる。

日光門前も、地形の(特に微地形の)読み解きをはじめ、ガイドコースづくりを進めているところ。
やはり、鍵は水にあるのだけど。
そして、日光でも地形と生業が、まちの構造に大きく関係しており、この事はどこも変わらない、という結果がどうやら導き出せそうなのだ。

学び楽しみつつ、色々と参考にさせていただきたいと思っている。

と、書いている内に、昨秋に町田のフットパスを歩いた事を、書こう書こうと思って未だ書けていない事を思い出した。
日光門前のまち歩きの話しと合わせて、またの機会に。

東京は、面白い。
そして地形を読み解くまち歩きは、面白い。

今夜もSo Whatで。

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