2011年6月20日月曜日

マルシェの話。

 今月、6月のはじめに「日光マルシェ」という企画を開催しました。
 昨年秋に初めて開催したマルシェ。今回は2回目の開催でした。


 なぜ、マルシェだったのか。そのきっかけを少しお話しします。


 昨年はほぼ月に一度は仙台に行っていました。以前、私の職と生活は仙台にあり、今でもまちづくりのアイディアやヒントを探しに(これを書くとまずいかな?笑)行っているのです。
 足を運ぶ中で様々なマルシェの開催(マルシェジャポン、泉マルシェ、エコマルシェなど)と、それらは全国的に拡がりをみせているという事を知りました。
※)NPOのブログ「マルシェ集」参照下さい。 http://www.npo-nikko.jp/blog/log/eid269.html


 生産者と消費者が近くにあるマルシェ。
 日光も、観光物産品の需要は長くありますが、街なかを出ると魅力的な地区・集落が沢山あり、「地のもの」が凄く豊富なのです。
 これも日光の顔なのだと考えました。
 それから、日光に想いのある出店者さん達と賑わいとしての市を作りたいという目的もありました。
 あとは、とにかく行動の中で「日光」を見つけていければと思って第一回の開催に至ったわけです。(早くも、第一回目の開催時に「地のものはお土産になる」という結果が出てしまったわけです。それはまた別の話にします。)


もう一つに、街を歩いてもらいたいという目的がありました。

 最初に頭にあったのは「まちを使う」という事。これを強く意識しました。

 何故わざわざ会場を分散させるのか?とよく訊かれますが、上記のような目的があったので、敢えて挑戦してみました。

 一所に集まった催しの方が訪れる人にとっても明確ですし、会場の管理もしやすいのは当然の事です。しかし、回遊を目的とすると自然とこのようなスタイルになるわけです。
 また、単に「空間を活用する」と言っても全て誰かのもの。会場を複数設定する分だけ了解を頂かなければなりません。こういう部分に主催側としては労力を必要とします。
 結果的に駅前広場や公園、店先などの民地や神社の境内。様々な場所をお借りして開催する事ができました。
 



これらは、きっと仙台定禅寺ストリートジャズフェスティバルの「街がステージになる」っていうのが自分の頭の深くに潜在していたのだと思います。
※)NPOのブログ「講演会「仙台定禅寺通りに学ぶまちづくり」開催レポート」を参照下さい。
 http://www.npo-nikko.jp/blog/log/eid194.html


・各会場を歩いて巡ってもらいたい。
・大通り(メインストリート)だけでなく、横丁なども歩いてもらいたい。


 そういう狙いがありました。
 結果、会場をスタンプラリーで廻るという形をとりました。


 この6月の第二回では、2日間で約200人がこのスタンプラリーに参加下さいました。
 観光で日光を訪れた方はもちろん、地元の方々も多く「普段は車で通るだけだけど、この機会に久しぶりに歩いてみようと思って・・・」と参加下さいました。
 
 これも一つの成果だと思います。
 
 自分たちの街を知るという事。そして、人と人のふれあい。
 普段とちょっと違う時間。


 まちには必要なのだと思います。
 私たちの生活にも必要なのだと思います。


 
 まだまだ2回の開催を終えたところで、本当に課題は山積しています。「確立」にはほど遠い企画ではありますが、続けて行く中で「日光らしさ」を見つけていければと思っています。


 なにしろ、我々はアクションを興しながら考えていかなければならないわけですから。


 火は熾きたばかり。


 このマルシェに参加したい、場所を貸しても良いという方、お待ちしております。 
 
 nikkomonzen☆gmail.com
 
 までメールを頂ければと思います。


 さて、次回はいつになることでしょうか。

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