2011年6月21日火曜日

「わられっちゃう」文化論

子供の時分。


「そんな事すると他所(よそ)の人にわられっちゃうから!」


とよく怒られました。


「わられっちゃう」は方言です。


わられっちゃう=笑われてしまう  なのです。


日光(いや栃木?)独特の言い回しであり価値観であると、大人になってから思います。
ひいては日本の風土を表していると思います。良くも悪くも。
いや、その悪く作用する部分の方が大きいと感じる事の方が多いのが正直なところです。


単純にこの状況とセンテンスだけでは、「いけない事」を説く教育論の中の事なのだと思います。


しかし、これが色濃い文化となるとちょっと微妙。
栃木県は特にこの傾向が強いと思います。
人との位置や距離、間合いに敏感で、突出は評価よりも即妬みの対象となる。
それから、スタートを支援する立場の人が少ないと思います。
失敗しようものなら「ほれ見たことか」となる空気感が日常に充満しています。
これじゃ、新しい芽は育ちませんし、文化的な活動を諦める人も多くなる事は当然です。


過剰な「恥」感は生産や活動・行動を抑制してしまうように思います。


「笑われるんだったら止めておこう」


そうなるのは当然です。


最初の一歩は重要です。
それは子供であっても、大人になったって。


形式に囚われすぎて、結局何もできなくなる事がありませんか?


「これはこういうもの」
「あれは誰がやる事」


知らずうちに決めつけていませんか?
固定概念というやつですね。


そういうもので生活が膠着してしまう前に、行動しましょう。


「ちょっと考えたら、あとは行動する」


時には笑われる結果になったって、挑戦してみる事の方を大切にしてみませんか?

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